写真日記帖 トップ > 第1期 暮らしの記憶[ミヤモトタクヤさん]

あいまいに残すシャシン。

2009年09月23日

カメラや写真の話をするとき、
人間の目って“高性能に曖昧”と
表現されることがあります。

実は、モノのカタチや色を表す光には、
光そのものに「色温度」というものがあり、
同じ太陽の光でも時間や場所で違う色になったり、
電球や電灯などでも違う表情になります。

例えば、同じ被写体でも
外で青空の下、太陽からの自然光で見える白色のものが
お家のなかの電球の下で見ると黄色に見えたり。

でも、人間の目はこれをアタマのなかで計算して、
実際に黄色っぽく見えている色を曖昧することで、
白と思って見えているそうです。

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カメラのレンズも、こうした色の変化をそのまま捉えず、
ケータイやデジカメなどの場合、
「ホワイトバランス」という設定変更をすることで、
白のものを青っぽくしたり、黄色っぽくしたり・・・
と、状況に合わせて色味を変えることができます。

ところが!

ワタシの愛用しているフィルムカメラ「NATURA」を始め、
多くのフィルムカメラにはそうした機能はありません。

デジカメは「リアルな色」の写真を撮るのに優れていると言われていますが、
実は「人間が判断している色に近い色」を残すことに優れているといえます。
「リアル」なところでいうと、フィルムカメラの方が近いのかも。

ただ、フィルムカメラの楽しみは、
「フィルム」「現像」「プリント」の部分において、
いろんな選択や手間をかければ、自分の目で見た色に近づけたり、
まったく違うイメージの色にすることができます。

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コドモシャシンを撮るとき、
なにを残したくてシャッターを切るのか?
という理由(衝動?)によりますが、
以下2枚の写真は、フィルムカメラで残したかった
その場の空気感や雰囲気を閉じ込めたいもの。

コドモシャシン

コドモシャシン


きっと現実は、
芝生の色はもっと黄味がかっていた気がするし、
部屋のなかはもう少し明るく青味があったと思います。

でも、こうした色味を残したくて、
シャッターを切り、現像し、プリント作業を行いました。
ワタシにとっては満足の2枚!

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プロフィール
ミヤモトタクヤさん
ミヤモトタクヤさんmonogramディレクター。大阪府生まれ。コドモゴハンプロジェクト主宰。写真とカメラのある生活を提案するプロジェクト「Camera People」企画・運営。嫁と3人の男の子の5人家族。忙しくも愉しく暮らす毎日。
http://camerapeople.jp/
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