写真日記帖 トップ > 第2期 日々の彩り[山田マチさん]

2009年12月08日
こちらは近所の「ヤマダ手芸店」。
普通の生地や普通の裁縫道具を売っている
普通の手芸店です。
ごくたまーに、むしょーに、
ちくちくと縫いものがしたくなって
「ヤマダ手芸店」のお世話になります。
裁縫が得意なわけではないです。
ちまちまやることが好きなのです。
同じように、たまーにむしょーにやりたくなるものとして、
野菜の千切りもあります。
これはきっと、
曾祖母、つまり、ひいおばあちゃんから受け継いだ
デオキシリボ核酸、つまり、DNAによるものでしょう。
曾祖母の名は「山田きやう」と書いて「やまだきょう」。
呼び名は「ちいさいばあさん」。
祖母の方が背が高いから「おおきいばあさん」、
曾祖母の方が小さいから「ちいさいばあさん」。
ちいさいばあさんは、
仕事をしていた母や祖母にかわって私の子守りをしてくれました。
近所に子供が少なく、かつ長女だったものですから、
遊び相手もちいさいばあさん。
お手玉、おはじき、あやとり、折り紙など、
アグレッシブとは無縁の遊びばかりでした。
ちいさいばあさんは、大事な働き手でもありました。
まな板を床に置いて、とんとんとんとんと
大量の野菜を短冊切りにしたり、
収穫した大豆やごまを選り分けたり、
ほつれた布をちくちくちくちく縫ったり。
そんなのを見て育ちましたから、
私の中の「ちいさいばあさん」が突発的にうずくのでしょう。
ここ最近「ちまちま」に見舞われた際は、
「あずま袋」に熱中しました。
並縫いだけで出来てしまう簡単な袋です。
ちいさいばあさんの箪笥から出てきたのを
普段に使っていたのですが、それが大変便利で、
「そうだ!つくろう!」と思い立ったら、
もう止まりません。
ちまちまちまちまちまちまちまちま。
口が縛ってあるのがちいさいばあさんの。
あとの3つが、見よう見まねでつくったもの。
色や柄までばあさんのようになってしまいました。
ちいさいばあさんは、
大好きな刺身とりんごをたらふく食べた翌日、
ぽっくりいきました。
最終的な私の目標はそれです。
目指せ、老衰!
ビバ・大往生!!