
東京都杉並区の静かな住宅地の一角にある、ちょっぴりレトロな公営団地風のマンション。一歩入れば、すっきりとした空間に、やさしい色合いや風合いのモノたちが、なごやかな空気感を醸し出す、松尾さんならではの世界がありました。
壁面には、写真や切り抜き、レースペーパーなどがコラージュされて、ナチュラルなインテリアに表情を添えています。

何げない風でいて吟味された器や道具が調和する、とても居心地のいいお住まいですね。
名古屋からここに引っ越して2年になりますが、このあたりはとても静かでついつい時間を忘れます。朝から晩までずっと家にいて、ここが生活の場であり、仕事の場なので、快適な時間を過ごせるようにと心がけています。
色を押さえているのも、あまりゴチャゴチャしていると気が散ってしまうので。

ダイニングキッチンと仕事場が、布で軽く仕切られていますが、普段は生活と仕事をどう区切っている?
朝は9時頃から昼まで、午後は6時頃まで仕事をしています。それ以外はキッチンにいますが、気を許すとつい長居してしまうんです。夕方には仕事を終えて、歩いて夕食の買い物に行きます。
古い街並みやお散歩といえば、パリにいた頃の生活に似ているのでは?
そうですね、古着屋さんの買い付けの仕事で1年半くらい暮らしていましたが、パリも案外車が通らない道があるんです。
朝、市場へ食料品を買い出しに行ったり、語学学校に通ったり、お気に入りの美術館へ出かけたり。そういえば、しょっちゅう歩いていました(笑)。
松尾さんの日々の出来事や旅などが、ブログで紹介されていますが、写真はこまめに撮られる方ですか?
料理がうまくできたときとか、パンを焼いたときとか、記録に残したい日常は写真に撮るようにしています。もちろん、外出するときもカメラをポケットに入れて出かけます。接写することが多いので、フィルムカメラではぼやけて写った失敗が何度もありましたが、デジカメになってからはそんな心配もなくなり、気軽に撮っています。

1.「自然光で撮ります」
窓が南向きなので、時間帯によって影のできる方向が違います。影の向きや光の加減に気配りしながら、やわらかい感じの光があたるように心がけています。あまりにお天気がよくて光が強すぎるときはNGです。
2.「フレームの中でレイアウトを決める」
すっきり見せたいので、全体のバランスや色の配分に一番気を付けています。撮るときは、写るものの位置をきちんと決めて、フレームの中をトリミングし終えた状態にしてからシャッターを押しています。
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