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 > vol.01 写真と、暮らす。[松尾ミユキさん]

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[話し手]松尾ミユキさん(イラストレーター)

おいしそうにできた食事、パン、きれいな色や形の果物など、移り変わっていくモノのハッとした瞬間を撮ったりします。

松尾さんの著書

東京都杉並区の静かな住宅地の一角にある、ちょっぴりレトロな公営団地風のマンション。一歩入れば、すっきりとした空間に、やさしい色合いや風合いのモノたちが、なごやかな空気感を醸し出す、松尾さんならではの世界がありました。
壁面には、写真や切り抜き、レースペーパーなどがコラージュされて、ナチュラルなインテリアに表情を添えています。

「私の暮らしあれこれ」

日常の出来事をブログで発信。松尾さんの日常生活は、「Memo」と題されたブログでもおなじみ。おいしいもの、旅で出会ったもの、訪ねた場所、できあがった本…いろんな写真とともに、臨場感のあるコメントがわくわくさせてくれます。

何げない風でいて吟味された器や道具が調和する、とても居心地のいいお住まいですね。

名古屋からここに引っ越して2年になりますが、このあたりはとても静かでついつい時間を忘れます。朝から晩までずっと家にいて、ここが生活の場であり、仕事の場なので、快適な時間を過ごせるようにと心がけています。
色を押さえているのも、あまりゴチャゴチャしていると気が散ってしまうので。

緑茶にほのかな柑橘系の香りがするおいしいお茶を入れていただきました。

ダイニングキッチンと仕事場が、布で軽く仕切られていますが、普段は生活と仕事をどう区切っている?

布でふんわりと仕切られた仕事場スペース。何げなくて、居心地のいいお部屋。朝は9時頃から昼まで、午後は6時頃まで仕事をしています。それ以外はキッチンにいますが、気を許すとつい長居してしまうんです。夕方には仕事を終えて、歩いて夕食の買い物に行きます。

古い街並みやお散歩といえば、パリにいた頃の生活に似ているのでは?

そうですね、古着屋さんの買い付けの仕事で1年半くらい暮らしていましたが、パリも案外車が通らない道があるんです。
朝、市場へ食料品を買い出しに行ったり、語学学校に通ったり、お気に入りの美術館へ出かけたり。そういえば、しょっちゅう歩いていました(笑)。

松尾さんの日々の出来事や旅などが、ブログで紹介されていますが、写真はこまめに撮られる方ですか?

料理がうまくできたときとか、パンを焼いたときとか、記録に残したい日常は写真に撮るようにしています。もちろん、外出するときもカメラをポケットに入れて出かけます。接写することが多いので、フィルムカメラではぼやけて写った失敗が何度もありましたが、デジカメになってからはそんな心配もなくなり、気軽に撮っています。

ひとつひとつに、旅や作家さんとの思い出などが詰まっています。

教えちゃいます!TIPS

“撮るとき”の松尾さんのワザ

1.「自然光で撮ります」

窓が南向きなので、時間帯によって影のできる方向が違います。影の向きや光の加減に気配りしながら、やわらかい感じの光があたるように心がけています。あまりにお天気がよくて光が強すぎるときはNGです。

2.「フレームの中でレイアウトを決める」

すっきり見せたいので、全体のバランスや色の配分に一番気を付けています。撮るときは、写るものの位置をきちんと決めて、フレームの中をトリミングし終えた状態にしてからシャッターを押しています。

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